グリコール酸
主たる原料:サトウキビ・化学合成
特徴:医療機関で行われるケミカルピーリングで最もよく使われるAHA(アルファヒドロキシ酸)の一種。
AHAの中では安全性が高いと言われています。
洗顔石鹸などに配合する場合は、副作用や皮膚への安全性を考慮して、1%前後の濃度で配合されています。
クエン酸
主たる原料:柑橘類・デンプン醗酵
特徴:レモンや梅干しなどの酸味成分。酸化防止効果、収れん効果のほか、タンパク質を溶かして角質を和らげる働きがあります。
ピーリング石鹸などに向いている成分です。
プロテアーゼ
主たる原料:パパイヤ・パイナップル
特徴:パパイヤやパイナップルに豊富に含まれるタンパク質を分解する酵素の総称で、ヒトの体内でも分泌されています。
特定の温度でタンパク質を分解する能力を発揮するところが、酵素ならではの特徴。
古い角質を分解・除去する「酵素洗顔」などが有名です。
乳酸
主たる原料:デンプン醗酵・化学合成
特徴:AHA(アルファヒドロキシ酸)の一種。
角質を穏やかに剥離する作用があるため、ケミカルピーリングに用いられることがあります。
また、保湿・引き締め効果も認められます。
リンゴ酸
主たる原料:果実類・化学合成
特徴:AHA(アルファヒドロキシ酸)の一種。
リンゴに多く含まれるAHA(アルファヒドロキシ酸)。
刺激性が弱い油状の成分で角質を穏やかに柔らかくする作用から、洗顔石鹸やクレンジング剤に広く配合されています。
水分代謝を整える作用や糖代謝を活性化させる作用、保湿作用もあります。
レモンエキス
主たる原料:レモン
特徴:レモンの果実を圧縮して得られるエキス。
クエン酸やビタミンA・B・C・Pを含み、収れん作用、美白作用、免疫賦活作用、保湿作用、皮脂の分泌を調整する作用があります。
またレモンエキスに含まれるクエン酸により、角質を柔軟化させる効果も期待できます。
洗顔石鹸や化粧水などに含まれる成分です。
セラミド6Ⅱ
主たる原料:コンニャク・コメヌカ・コムギ
特徴:角質に含まれる脂質(油分)を調整する保湿成分。
ピーリング作用のあるAHA(アルファヒドロキシ酸)とスフィンゴシン脂質がくっついてできた物質のため、
角質の除去・新陳代謝を整える効果があり、シミやシワを軽減します。