グリチルリチン酸ジカリウム
主たる原料:甘草(カンゾウ)
特徴:化粧品に使われる成分の中でも特に効果が高い成分。
炎症を抑える有効成分として薬用石鹸などに利用されます。
また、痛みを抑える働きもあるため、ニキビケア用の化粧品に配合されることが多い成分です。
ティートゥリーオイル
主たる原料:ティートゥリー
特徴:オーストラリアに生えるティートゥリーという植物の枝葉から得られる精油。
抗菌作用、抗炎症作用があり、洗顔石鹸だけでなく、スキンケア製品に幅広く使用されています。
また、ティートゥリーの香りにはリラックス作用があるため、香料として配合される場合もあります。
甘草根エキス
主たる原料:甘草
特徴:甘草という植物の根から抽出される成分。
抗炎症成分であるグリチルリチンを多く含むことから、肌荒れを予防する化粧品に配合されています。
チャ葉エキス
主たる原料:茶葉
特徴:茶葉から抽出されるエキスで、洗顔石鹸をはじめ色々な化粧品に配合されています。
カフェインやタンニン、アミノ酸、ビタミンCを豊富に含み、紫外線吸収作用、抗酸化作用、美白作用があるほか、強い殺菌作用のあるカテキンで肌荒れを防ぎます。
オウゴンエキス
主たる原料:コガネバナ
特徴:コガネバナという植物の根から抽出されるエキスで、古くから熱や炎症に効く生薬として服用されてきました。
抗炎症作用や抗菌作用があるステロイド類やフラボノイドを含んでおり、肌荒れを抑える効果があります。
アロエエキス
主たる原料:アロエベラ・キダチアロエ・ケープアロエ
特徴:アロエの葉から抽出したエキス。
保湿効果に加え、消炎効果もあることから、肌荒れを防止や保湿のために配合されます。
なお、アロエエキスの中でも、アロエ固有の成分である「アロイン」を除去したアものは粘度が高いことから、石鹸によく配合される。
クマザサエキス
主たる原料:隈笹
特徴:イネ科・クマザサの葉から抽出されるエキス。
美容・健康に良い多糖類、クロロフィル、ビタミンB群、ミネラルやアミノ酸を含みます。
クマザサの免疫賦活作用、抗菌作用や抗炎症作用から、肌荒れ防止目的で種々の化粧品に配合されています。
ユキノシタエキス
主たる原料:ユキノシタ
特徴:ユキノシタという植物から抽出されるエキス。
漢方では「虎耳草」と呼ばれ、火傷やかぶれの治療薬に用いられてきました。
抗菌作用、消炎作用があるほか、紫外線によって傷ついたDNAを修復する効果があると報告されています。